想い出を華に例えて

今年最初の日が昇り、

あどけなさの白を使って

私たちを照らす。


耐え抜いた脆い草木が

魅せるように踊り咲く

同時に私も舵を切る


黒は誰でも必ず見てしまうけど

呼び合える時が来たのなら

旅に出てみよう 私を信じて


想い出を華に例えて

こだまし始める名前

涙の数だけ笑顔浮かべてみたり


想い出を華に例えて

理想の言の葉の芽

咲かせるような歌に詠むんだ


想い出を華に例えて

刃、誰に向こうと

一度だけ私を抱き合おう


想い出を華に例えて

世の果てにいても愛せる人に

一度甘え、弱くなっていたい




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