会合
@tawoyame
第1話
夢の中に住む 退屈な子供が笑っている
空に浮かんだ
道端で歩いて、不意に浮かんだクリームソーダを食べたいな
ある日、ある晩に誰も寝静まった深夜にひとつだけ明かりが燈っている家屋がある、
誰も知らない、誰も気づかないその場所で僕らは秘密の邂逅を果たす
「あのね、実は…」
誰にもいえない言葉 自分しか持ってない言葉
そういったもので作られた文章はとっておきのものだ。
山の稜線から朝日がにじみ出て来るころに、僕らはまた明日この場所で
秘密の会合
をする約束をした。
それは人生の春のように、輝いていて、麗らかで、新鮮で、ときめいていた、
形容しがたい夢想をもって、生きていけるそんな気がして、
それは高く、それは高く、
それまで孤独だった僕らが唯一、人と人とが繋がる居所
喜びと生の宿命がたちどころにまぜこぜになって、僕をとかかした
それはまるでクリームソーダのようだと思った
甘ったるくて、しゅわしゅわしている炭酸甘味類の味。
そういったものをぼくらは探していた。
会合 @tawoyame
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます