第65話 未来が見えない

「苦しかった」

人生って、こんなに、リアルタイムでつらいものなのだろうか。


休まる暇もなく、人生のどこを切り取っても、

「あ~良かった。」

というシーンがない。


唯一、楽しみは

「寝る」

ことだけ。


浮き上がれず、底でもがき、底だと思ったら、さらに底があり、

でも、誰もがそんな体験をしているのだろうな。


だけど、自分が主人公。

そのストーリーは、ハッピーエンドなのだろうか。


書くことで、解放されるのかもしれない。


読み手を意識しているのだろうか?

こんな暗い日記みたいな、内容に

誰が見てくれるというのか?


抽象的で

つかみどころがなく

家に人を招き入れるものではない。


「どうぞ、家に入ってください」

みたいなホスピタリティーがない。


余裕がない。


人はハッピーエンドを望むのだろうか。


「未来が見えない」


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