第64話 認められたい

自分の深層心理を探っていくと、「認められたい」


これに尽きると思った。


だから、認められないのである。



おそらく、疑問符を感じることであろう。


自分が、ありのままに生きたいと思った時、すこしずつではあるけれど

内面を見ざるを得なくなる。


あの人はうまくいって


なぜ自分はうまくいかないのか。


何かにとらわれている。


なぜ、満たされないのか。


それは、認められないことへの不満ではないのか。


なぜ、認められたいと思うのだろう。


それは自己満足でしかない。


例えば、自分にものすごく「文才」があったとして

そのことにより、大ベストセラーになったとする。


それは、「認められる」存在になることである。


望みは達成される。


だけど、


それがなんなのか。


自分が満たされたいだけ。


そこには何もない。


地位、名誉、名声


嫌っていたはずなのに。


そこに反応するということは、自分の中にあるということ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る