第60話 何にもない

この年になって、改めて思う。


自分には「何にもない」なあと。


なにかとてつもない才能があったとか、そんなこと、まるっきりなくて、よく日々を生きているなあと。


怠惰なのか、朝起きれなくて、普通に起きて、テレビを見て、ご飯を食べて、テレビを見て、夕食の材料を買いに出かけて、テレビを見て、眠る。


何か気が付きました?


毎日が休みみたいなもので、働きたくても、働けなくて、やりたいことも見つからず

現在進行形。


自分を責めたりするときもあるけれど

これが自分の精一杯。


大器晩成型と野末陳平の姓名判断(絶版)に書いてあった。


いつ?


いつ花開くの?


苦労とはいえないけれど、リストラ、失業、解雇、転落・・・


精神が良く持ってるなあ。


それでも、周りの人になんとか助けをいただいて

人様になんらいうことができることもなく


ただ、生きています。


こんな何もない自分が人様のお役に立てるのだろうか?


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