第9話トラ船長と金の採掘権③~事務所のイモリ男
「そうか、皆この金色トカゲに食べられたんだろうな」
「トカゲ、大きくて全身金色だったね」
ふたりはすぐに坑道から外に出て、マタタビ号でこの惑星の鉱山事務所に向かった。トラ船長がドアを開けると、茶色いイモリのような商人が机の前に座っていた。
「おい、一体どういうつもりだ。大きな化け物がいてボンタが食べられそうになったじゃないか」
「だんな、広告をよく見てください。<当社は採掘に関する事故、障害にはいっさい責任を負いません>と書いてあるでしょう」
「しかし、この星ではたくさんのひとが行方不明になっているんだ。みんなをだまして金色トカゲの餌にしたんだろう」
”ビューン”イモリ男が突然レーザー銃を撃ってきた。トラ船長はとっさに腕時計をさわりミラー状のバリアーをつくった。金色のレーザーはバリアではね返り、イモリ男の命中してしまった。シューシューと音をたてて男は消滅してしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます