　大手企業本社の営業課長。

　百戦錬磨のやり手でライバル企業からも『怖い相手』と揶揄されている。

　そんな彼女の元に関連企業から新人営業マンが研修にやってくる。

　理論理屈は完璧だが現場に出すと使えない。

「いるんだよね…勉強だけできてバカな子って…」

　反抗的だわ結果はでねぇわ、だけど母性が疼く不思議。

　可愛いなんて思い始めた矢先に、かつて本社から独立した弱小企業の中卒営業の活躍が聴こえてくる。

　幾度か煮え湯を飲まされて最後は足蹴にされて退場。

　営業から総務へ…。

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