第5話 パプテマス・シロッコ

 A型のシロッコ

 天才肌過ぎて周囲とは摩擦が絶えない。

 色んな可変機をつくるのだが個性的過ぎてね…なかなか量産化が難しい。

 才能を持て余していたところに金色の人とか小賢しいだけの子供とかメンヘラが湧く戦場が楽しくてしょうがない。

「ずっと戦争続けばいいのに」

 ところが小賢しいだけの子供がムキになって突っかかってくるもんで、ちょっと本気になったら昇天…。

 遊び相手に小賢しい子供の精神を道連れに…どこに行ったやら?


 B型のシロッコ

 天才肌過ぎて周囲とは摩擦が絶えないし、その自覚は無い困った人。

 なんか思いつくままにMSをつくるけど扱いにくいんだよね~。

 でも本人はドヤ顔。

 艦内で止める者がいないから、やりたい放題。

『ジャマイカン』とか『バスク』とか、なんか反りが合わないな~。

「別に俺、ティターンズでなくてもいいんだよね」

 軽い気持ちで『バスク』の艦に発砲‼

 思いの他スッキリしたので『ティターンズ』を壊滅状態にしたった。

『エゥーゴ』もビックリ…俺達、何を見せつけられてんだ…。

 存在価値を失った『エゥーゴ』を口車で丸め込み、つぎは『アクシズ』だー‼


 AB型のシロッコ

 天才肌過ぎて周囲とは摩擦が絶えないし、木星長いので陰が深くなった。

 漆黒のメンタルは戦場では癒えず、癒しを求めてフラフラする。

「いつ死んでもいいんだ…」

 そんな捨て身の戦法に艦から離脱者続出。

 もうヤケクソで『ジャミトフ』を始末して場を荒らすだけの勢力となり果てる。

「もう全員が敵‼」

 気が付けば戦争は終わり…行き先も無いまま世捨て人に…僕は生きているのかいないのか?

 死んだことすら気づかなそう。


 O型のシロッコ

 木星でも楽しい。

「木星の重力に勝てる推進力を持ったMAつくったんだ‼」

 皆を誘って遊び惚ける。

 地球圏に呼ばれてもテンション変わらず戦場で遊ぶ遊ぶ。

 思いつくまま個性的な機体を開発するする。

「今度のは偵察機なんだ、だけど近接武器も装備してる凄いでしょ」

 能力の無駄使い。

 愉しい時間も戦争終結まで…。

 強烈なツッコミを腹に受けて昇天するも思念になっても遊び続ける。

「キミもトゥギャザーしようぜ‼」

 その後も、たまにNTを引っ張ることもあるという…。

 南無阿弥陀仏

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