第6話 彼らについて

 先の戦闘で負傷した『ガエリオ』

 かすり傷だというものの、あれ?腕…いきました?


 追撃はしないという『マクギリス』その戦闘で『コーラル』が死亡したため残務処理が残っています。

 その戦闘を眺めていた『CGS』社長と…謎の男。

『マクギリス』は地球行は確定している『イサリビ』は、いつでも補足できると言い、今は追撃はしない。

 そんな『イサリビ』当面の問題は地球までの案内役を失ったこと。

「ここまでギャラルホルンとこじれた以上、ただの案内役じゃダメだ、火星に残ってる連中もひっくるめて頼めるくらいの強力な後ろ盾がねぇとな」

『オルガ』頼みたくは無いんだけど…「テイワズだな」桜雪はしばらく『ヘイワーズ』だと思ってました。

 適当なネーミングだな~とね。

 その『テイワズ』について『クーデリア』から視聴者へ説明が入ります。

「木星圏を拠点とする複合企業ですね、実態はマフィアだという噂も聞きますが」

 はい『マフィア』です。

「このままじゃ地球には行けねぇし、火星にも戻れねぇ…どっちみち俺たちは木星へ向かう以外ねぇんだ、渡りのつけ方は行く道考えるが、いざとなりゃ一か八かぶつかるまでよ」

 発想が…ねぇ…。

 そんな中『クーデリア』の侍女『フミタン』が有能さを見せ付けます。

「よろしければ、これからもお手伝いしましょうか?お嬢様のお許しをいただければですが」

 通信担当決定です。Gジェネにでれば文句なしの通信担当。


 そんな打ち合わせに無関心の『三日月』

「オルガがちゃんとしてくれるだろ、だいたい俺、あんたが何で地球へ行くのかもよくわかってないし」

 その後『クーデリア』がベラベラと喋りますが、

「ふ~ん、じゃあ、あんたが俺たちを幸せにしてくれるんだ」

 その程度です。


 そんななか『クーデリア』は『三日月』が読み書きができないこを知ります。

「こんな複雑そうな機械を動かしているのに?」

 まだ『阿頼耶識』を理解できない『クーデリア』

 まぁ『三日月』も「勘」と言ってますし、そういうものなのでしょう。

「三日月、もしよかったら、読み書きの勉強しませんか?」

「俺…やってみようかな」

 意外にも意欲を見せる『三日月』

 他の少年兵も俺も俺もと寄ってきます。

「ええ、私で良ければ、みんなで勉強しましょう」


『コーラル』の死を知った『ノブリス』

「そうか、コーラルは死んだか、への役にも立たん男だったね…それにしても大した子どもたちだ、フン、お嬢様を守る少年騎士団、案外面白いかもしれないねぇ」

 何かを企んでいるのでしょう。


『ギャラルホルン』では『マクギリス』が『アイン』を呼んで事情聴取です。

『バルバトス』との交戦について聞き取りをします。

「それは訓練では体験したことのない機動性、反応速度、それらを駆使した戦法に翻弄され我々は…」

『アイン』は『マクギリス』に追撃部隊に加えて欲しいと頼みます。

「考慮しよう、指示は追ってだす」

 彼の悲劇が始まります。


 その頃『三日月』字の練習中です。年下の子供たちに笑われながらも懸命に自分の名前を書いてます。


『オルガ』と『ビスケット』の小さな溝が生まれてます。

『三日月』に見られているから前に進まなきゃいけない、そう語る『オルガ』

「あの目に映る俺は、いつだって最高に粋がって、カッコいいオルガ・イツカじゃなきゃいけねぇんだ」

 だから無茶でも『クーデリア』は地球へ送り届ける、そのために『テイワズ』とも接触する。

 立ち去る『オルガ』を黙って目で追う『ビスケット』


『オルガ』を見つけた『三日月』が話しかけてきます。

「やっと俺らの居場所が出来たんだ。皆の命も将来も鉄華団の上に乗っかってんだ」

 きっと『オルガ』は『三日月』に話すことで覚悟を決めたのでしょう。


 そこに警報が響きます。

 接近してくる艦 モニターに映るのは『CGS』社長『マルバ』

「この泥棒ネズミ共が‼俺のウィル・オー・ザ・ウィスプを今すぐ返せ‼」

『ウィル・オー・ウィスプ』とは現『イサリビ』です。

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