第13話 目一杯の祝福を君に

『スレッタ』の絶叫、気絶から始まった最終回。

 回収された『エアリアル』に『エリクト』は応えない。

『プロスペラ』は『エリクト』を運んできた『スレッタ』に礼を言うと同時に自らの寿命を伝える。

 だからこそ、肉体の先にある世界でしか、ソレは叶わない。


 その世界で『スレッタ』は『4号』と再会する。

 これは宇宙世紀だとNT同士が繋がった世界、心で繋がる世界、刻の向こう側…。


 パーメットスコア8を超えた…

『プロスペラ』曰く「スレッタだけがエリィのスコアを上げられる」

 つまり『エリクト』がいかに異端だったのかということでしょう。

 結局、呼び方は異なれどNTのあるべき姿と重なるような解釈なんだな~と思いました。

 大きく異なるのは物質的に、そのレベルへ人類を引き上げるか、精神的に引き上げるのかの違いなのかな?

『プロスペラ』は『エリクト』の傍に行きたいというだけでなく『スレッタ』の自由も望んでいたのだと最後に理解できました。


『エリクト』は『スレッタ』の傍にいることを望んだ。

 というか…『エリクト』はマスコットの中に移った。

 もう兵器としてのガンダムは必要ない。

『ペトラ』が『GUND』の恩恵を受けているシーンが、そう言っているように思えます。


 結局…皆、許されたんですね。

 自分の罪から自分を許す…。

 そして償いの道を逃げずに歩く。


 いい物語だったと思います。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る