第11話 マリナ・イスマイール

 中東の小国の皇女様。

 王家の血を引いていただけで、形式だけの王政復古に担ぎ出された張り子の皇女である。

 貧しいうえにテロが横行する国を憂い世界へ支援を求めているのだが、その恵まれた容姿ゆえか、そんな風に見えない。

 武力改革派の刹那と出会い、彼に平和を説き続ける無謀な女性。

 ちなみに刹那の出身地クルジスを滅したのはアザディスタン、彼女の国であるという因縁浅からぬ身である。

 戦いに巻き込まれても平和的解決を貫き、刹那と微妙な繋がりを維持していた。

 最終的にはELSと融合した刹那をも受け入れる懐の深さを身に付けていた。

 70歳近いはずだしね…大概の事は受け入れるさ。

 想い人が50年後、人でなくなっていて、目の前に現れてもね…んなわけあるかい‼

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