第21話 イズナリオ・ファリド

 セブンスターズ、ファリド家の頭首。

『マクギリス』のい養父である。

 彼の性癖のおかげで『マクギリス』という歪んだ悪魔が産まれたのだ。


 幼児性愛、男娼という、一般とはかけ離れた趣向は『マクギリス』の嫌悪の対象、思いっきり避けられているが、本人は気にしていない。

 こういうキャラ設定はリアルなのだ。


「殺されるんだろうな…」

 その予想を裏切り、しっかり生き残るのである。

 失脚はしたが…

『マクギリス』というキャラが、どうにも印象が薄い要因は、こういうところなんだと思う。

 彼は何者にも成れない男で終わってしまった『マクギリス』を亡命先で、どう見ていたのだろう?


 性癖を除けば、意外にキレ者なような気もするのだが…。

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