第9話 ザビーネ・シャル

 あからさまな功名心を隠そうともしない、眼帯を思わせるゴーグルを右目に携えた、まぁこの先海賊になることを宿命づけられた男。

 存在がフリというか、そのまんまな人生を歩む。

『ブラック・バンガード』ザビーネ専用の黒いベルガ・ギロスを駆るエースである。

 ベラ・ロナのMS教官でもあり紳士で思慮深い口調が胡散臭い貴族主義者。

 ベラ・ロナには貴族としての資質を見出しており彼女を踏み台にロナ家に入ろうと画策している。

 ゴミと称したアンナマリーに深手を負わされ、結果ベラ・ロナの離反を許してしまうなど、どこか残念な人でもある。

 カロッゾのことは軽蔑しており、ラフレシア撃沈を察すると部隊を引き上げる。


 理想が高く歪んでしまった人なのかもしれない。

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