第10話 カロッゾ・ロナ

 仮面の究極系、フルマスクである。

 影武者説が囁かれるほど他人に素顔は見せない派。

 筋金入りの仮面である。

 ロナ家入りする前の名は「カロッゾ・ビゲンゾン」

 お爺様に気に入られてナディアと結婚してロナ家入り。

 バイオコンピューターの研究者であり、ラフレシアは彼の集大成。

 産まれが貴族のせいか、その美的センスは独特というか王道。

 ザビ家が承認しているセンス破綻のMA群とはビジュアルが異なる。


 クロスボーン・バンガードの総司令であり、バグという無作為に庶民を葬るとかいう迷惑な兵器をコロニーにばら撒く。

 毒ガスより性質悪い。


 どうもロナ家とザビ家は似て非なる存在なのである。


 娘には毛嫌いされており、バグのコントロール艦「ガル・ブラウ」を娘に撃沈させられるなど反抗期を凌駕した憎悪をぶつけられる。

 何かを悟ってるのか娘の仕業と決めつけ、ラフレシアで

「家庭の問題」

 だと言い切り教育的指導に乗り出すが、娘の彼氏に返り討ちにされてしまう。

 ラフレシアのテンタクラーロッドなる悪趣味な触手のコントロールを誤り自爆という残念な、お父さんであった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る