花ちるや女人のちさきかばんへと

【読み】

 はなちるやによにんのちさきかばんへと


【季語】

 花ちる(春)


【語釈】

 ちさき――小さい。


【大意】

 女性の(背負っている)小さいかばんへと花がちるのであった。


【附記】

 女性の背負っているかばんの小ささに、あれで間に合うものかと感心した。与謝蕪村(1716-1784)の「花ちるやおもたきおひのうしろより」とかなり似ているが、世間の人々の目にはどう映るだろう。


 推敲前「バツグへと」。バッグはふつう手に提げたり肩にかけたりするものをいうかと考えて変えた。

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