　ハンカチをのぞかす胸（むね）や色男（いろをとこ）

【季語】

　ハンカチ（夏）

【大意】

　ハンカチを胸元のポケットからのぞかせている色男よ。

【補説】

　ポーランドの作曲家、ピアニストのショパン（1810-1849）が生前しゃれた身なりで胸のポケットからはきれいなハンカチをのぞかせ、女性からたいへんもてていたらしいと先日ある人から教わって作った。

「ハンカチ」が夏の季語とされるのは「汗拭ひ」からの類推なのであろう。

【参考句】

　汗拭ひ小松に干して沖津風（おきつかぜ）　嵐雪（らんせつ）

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