悴む手労る夜や星の声
〔季語〕
悴む(冬)
〔大意〕
かじかんだ手をいたわるような寒さの厳しい夜に星の声が聞こえてくるのであった。
〔解説〕
「悴む」は、季語としての由緒は浅いと見受けるが、寒さのほどがよく伝わるように思い持ちだした。マッチ売りの少女のような趣かもしれない。私が冬の星空にいささかこだわっていることを感じる今日のこの頃である。
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