五年一組三班と地下の呪い

大葉よしはる

「学校の地下に死体が埋まっている」

「十年前の大事件で大勢の生徒が死んで、今も霊となってさまよっている」


 ぼくたち生徒の間には、奇妙な噂があった。

 ぼくだってみんなだって、話しながら頭の片隅で「ただの噂だ」って考えていた。理科室の骨格標本が本物とか、合わせ鏡をすると別の世界に引きずりこまれるとか、どこの学校にも変な噂ってあるし。

 でも、真相は……



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