第2話昨日

信は朝6時半に起き、いつものように朝ごはんを食べ、7時半に家を出た。


いつも通りの生活の始まり。昼休みも友達と話したり遊んだり、授業は真面目に受け、放課後はしっかりと部活に参加する。



ここまでは普通の1日であった……



部活が終わり、更衣室で着替える時、少し頭がくらっとして、座り込んでしまった。


「どうしたんだろう……。立ちくらみかな。昨日は夜遅くまで起きたから今日は少し早く寝ようかな」


と独り言を呟き、立ち上がった。


着替えが終わり、学校から帰る時、黒いフードを被った白い髭をはやしたおじさんが校舎に入っていった。


信は不審そうに見ていたが、「もしかしたら関係者なのかもしれない」と思い無視して帰っていった。


無事家に着き、夕飯やお風呂を済ませ、勉強をしていた。

夜10時だったが今日は早く寝ることにしていたので、2時間も早く寝た。



Zzz……Zzz……


ふと目が覚めてしまった。

目覚まし時計を見るとまだ深夜2時過ぎであった。


「ちょこっと外でジュース買ってくるか」と外へ出てみると右手の方角に黒いフードを被った人が見えた。


丁度その方角に進まないと自動販売機がなく、気になって少し様子を見てみようと好奇心と不安の気持ちで近づいてみた。


すると、黒のフード(ここからは黒フードと略す)は信に気づいたらしく逃げるように去っていった。




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