第39話 生から生へ。死から死へ。

 魔術によって作られた、壁と床を用いた増改築を無数に繰り返してカムロドゥノンは作られた、と言うことが、そこに立つと如実に分かった。


 風化と摩滅の痕跡が深く残る象牙色に変色した石材に覆われ、ダオ・オークの大父祖が築いた地神の祭壇はあった。感覚にして十数間は地下に下降したように思うが、メイドに案内されて進んだだけなので、定かなことは言えない。


 緩やかな矩形の空間は天井まで石材で覆われて窓がない。その為に松明が壁や柱で焚かれていた。一体だれが火の管理をしているのだろうと思ったが、些末なことだった。


 むせかえるような、濃厚な古い血の匂いが漂っている。

 本能的に、これはオークの血ではない、と思った。

 それは魔術人……ヤオジンの血だ。この狭く暗い空間に魔術人の血が注がれたのだ。遥かな昔に。

 ただ不思議なことに、ついてきたインファも、オークのメイドもそのことに気付いていないみたいだった。


「ここは……不思議な場所ですわね」

「本当に大事なお葬式や行事の時は、此処に偉いお方が沢山集まって、古い歌を歌ったり、その年一番のバイソンの仔を地神に捧げたりするそうです」


 無数の松明だけが灯りである御堂には、灯りの数と同じくらい無数の闇が溜まっている。特に御堂の最深部の闇は深い。


 その闇の中に、刀の怪光が浮かんでいた。


「ユアン・ホー!」

「その刀は!?」

「陛下? そのお姿は……?」


 三人は祭壇の前に仁王立ちするリシン・ダオの広い背中を見た。片手には血に濡れた刀がある。


「ここは、素晴らしい所だと思わないか? ホン……いや、スピネイル、だったか……。ここには濃厚な魔術人の呪いが漂っている。オークの血を汚すという、強烈な呪いだ」


 ユアンは片腕を振り上げ、リシンの上半身を覆っていた革の胴衣を引きちぎった。

 海色の肌を盛り上げる見事な筋肉が背中を彩っていた。その中にはっきりと大きな刀傷、そして鮮血のこびりつきが見える。


 オークのメイドが悲鳴を上げて卒倒した。


「あら、いけませんわ」インファが倒れたメイドを柱の陰へ引っ張って隠した。

「此処に立っていると、このリシン・ダオの体を通して魔術人の力を感じるぞ。大地に染み込んでなお生きているのだ! 大地の中で!」


「死んで誇大妄想が激しくなったようだね。昔のあんたはもう少し理性的だったと思ったよ」

「なんとでもいうがいい。俺は既にリシン・ダオの体に宿っている魔術の力を、完全に制御している!」


 振り返ったリシンの左手が電を帯びて光った。雷光を手にしているのだ。


「こいつの威力はお前もよく知っているはずだ」

「お前がリシンよりも上手に使えているとは思えないぞ」

「ならば、その身をもって思い知れ!」


 雷光が暗い御堂を切り裂く。

 スピネイルはこれを横っ飛びに避け、柱の陰に隠れる。


「はははは! 逃げても無駄だ!」


 すかさず雷光の第二撃が飛ぶ。隠れていた石の柱が砕け散った。

 だがスピネイルはそこにはもういなかった。


「どこに行った! 半端者のオーク!」

「脇がお留守ですわよ!」

「何っ?!」


 インファの鋭い声、と同時にリシンの身体に向かって何かが飛んだ。

 それは肉串だった。インファが常に身に着けているパンクラチオンの隠し武器だ。やすりでよく尖らせてある串先がリシンの首筋を掠める。


「ちっ、暗くて狙いが甘くなりましたわね」

「モグイの女め……! 貴様も、忌々しい奴だ。お前が居なければ、巡り巡って俺が死ぬこともなかった」


 インファは肉串を投擲するために、スピネイルよりもリシンに接近していた。彼女の元へ刀を振り上げたオークが迫る。


 陰に溶け込むように、インファの体が沈み込む。頭上を唸って刀身がすり抜けた。インファは低い姿勢からリシンの体に飛び掛かった。


 目方で倍以上あるだろうリシンの上体が倒れ込んだ。


「捕まえましたわ!」

「ええい! 離れろ!」


 インファの体が浮き上がった。衣服の焼けこげる臭いが立ち込め、硬い場所に叩きつけられる音がした。


「インファ―!」


 スピネイルは柱の陰から飛び出した。

 インファは壁に叩きつけられていた。至近距離の火球を食らって吹っ飛ばされたのだ。

 スピネイルが雄たけびを上げて身を起こしつつあるリシンに飛び掛かる。手に持つのは、客間に飾られていた石突のある杖だ。


 リシンの胸元で刀と杖が交差する。膂力と体勢の差で押し合いは互角だ。


「よくも! インファを!」

「貴様の無力を呪え!」


 雷光が三度発射された。スピネイルの華奢な体が宙へ飛んだ。


「ぐあぁ!」

「ははははは! そうだ。その悲鳴が聞きたかったのだ」


 満足げに哄笑し、立ち上がったリシンの身体から、陽炎が立った。

 石の床に投げ出されたスピネイルは痛みに堪えて立ち上がる。鎧下を貫いた雷光に焼かれ、白磁の肌に真っ赤な火膨れが湧いていた。


「このまま貴様と、そこのモグイの女を殺すのは容易いが、それでは俺の気持ちが収まらん!」


 立ち上がり始めていたスピネイルを蹴り倒す。再び投げ出された彼女を追いかけ、柔らかな腹を蹴る。蹴る。蹴る。


「ぐっ! うっ! ぐぅ!」

「どうだ?! 苦しいか? 死にそうなのか? 俺がどんな気持ちで貴様に殺されたか、思い知るがいい!」


 ユアンはリシンの腕で、細いスピネイルの右腕を掴む。常軌を逸した怪力で捻りあげ、腱の千切れる音がした。


 その音を聞くたびに、スピネイルは脳裏が明滅する程の激痛を味わった。


「はっ……が、くふっ……」


 辛うじて悲鳴を上げずにいると、ユアンは掴んでいた手を離した。右腕の感覚が無かった。指一本動きそうにない。


「もう降参か? 面白くないな」


 呆気ない仇敵の姿に興ざめしつつあったユアンは、リシンの手にあった刀を振り上げる。


「その脆い身体に永遠の別れを告げるがいい。貴様も俺と同じ、地神への標無き幽鬼にしてやる。もっとも、俺のような幸運には恵まれないだろうがな!」


 頭蓋を縦に両断するべく豪速で振り下ろされる刀の光が周囲を照らす。

 スピネイルは、空いた手にまだ残っていた杖を逆手に持ち替えていた。好機は一瞬、外せば死だ。身体は痛めつけられ、満足に動かない。


 だが、その目は赤々と燃え、このような境遇に対する強烈な反発心を燃料に更に燃え立った。

 瞳の光は、刀の邪悪な光を押し返す生命の炎だった。


「むう!?」異常を感じ取ったユアンだが、リシンの身体はもう止まらない。


 渾身の力を込めて、スピネイルが石突を突き出す。狙いは、リシンが刀を持っている手、その指だ。

 錠前を鶴嘴で壊すように、指にねじ込まれた石突で刀が手指から抜けた。

 固い床を滑り落ちた刀が乾いた音を立てた。


「くっ……諦めの悪い奴め」

「そうさ。私は諦めが悪い……オークっていうのは死ぬまで戦うんだ。お前が死んでなお世界に戦いを挑むように……」


 昇る朝日にも似て、輝く紅の目が亡者を射抜き、彼女はゆっくりと立ち上がった。


「だがいつまでも戦い続けることは出来ない。人は生まれ、傷つき、病み、老いぼれ、あるいは命運が尽きて死ぬ。お前はもう尽きたんだ。地神の元で眠りにつかなけれならないんだ」


「黙れ! 俺は不死身だ! よみがえったのだ! 今のおれはリシン・ダオ! ダオ・オークの偉大な魔術王だ!」


「借り物の力でいい気になるんじゃないよ!」


 極限まで拡張されたスピネイルの集中力が、宙に浮いて刺し貫こうと飛んだ刀を捉える。

 杖を振り向きながら叩きつけ、刀は床に突き刺さった。


「おのれ! あと少しで父親の様に刺し殺してやったものを」

「そうか。やはりあの刀は、父上を殺した刀なんだね……」

「貴様の父、ラン・バオ・シーは最後までお前のことを考えていたぞ……さぁ、今すぐ同じ所へ送ってやる」



<同じ所へ行くのは、そなたの方だ。ユアン・ホー>



「何っ!?」その声はユアンが乗っ取ったはずの、リシン・ダオの声だった。

「貴様はっ!? そんな……うっ」


 リシンの身体がもがき苦しむ。と同時にその体から汚らわしい燐光が漏れ出た。

 燐光は拡散することなく中空に留まった。これこそが、現在の幽鬼としてのユアン・ホー本来の姿なのだろう。


「なぜ……貴様は死に体だったはず……」朧な気体の姿に戻され動揺する。

「確かに、そなたに血と命を刀でもって吸われた余は死の淵にあった。だが余は昔から、傷や病の回復がとても早くてな……それでもこの度は、本当に死ぬかと思うたが……」


 深く切り裂かれた傷の出血は既に止まっており、乾き始めた血の下で肉が盛り上がり始めているようだった。


 そこでスピネイルは気づいた。ダオ・オークはヤオジンの血を引いた合いの子種族であり、その中で最も魔術の力を引き出せているリシンは、ある種最もヤオジンに近いオークであることに。


 すなわち、彼はヤオジンの様に尋常な武器による傷では死ににくい。刀は血を浴びて幽鬼を吸い寄せたが、それ自体は良く鍛えられた鋼の武器に過ぎない。


 彼の肉体は、邪悪な霊に操られながらも死んでいなかった。深手が塞がれば、オーク由来の生命力が息を吹き返したこともあり得る話だった。そうなれば、間借りしているだけのユアンを体から追い出せても不思議じゃない。


「おのれ、こうなれば……」揺らめく燐光の塊は二人から遠ざかる。その先には項垂れたままのインファがいた。


 インファの身体を乗っ取ろうとしているのだ。


「させぬぞ、幽鬼よ」リシンが手を付き出す。


 幽鬼の動きが止まる。宙でもがき叫んだ。


「は、離せ!」

「離すものか。そなたが食ろうた血や命は、もとは余のもの。そのような他愛ない動きでは、決して『念動力』の距離から逃げることは出来ぬだろうな」


「リシン! 私が悪かった。友と思って甘えてしまったのだ! 私の野望、野心を知って手を貸してくれた君だ。どうか今目をつぶってくれ!」


 なんて手前勝手な! だがスピネイルは一抹の不安と共にリシンを見上げる。

 リシンも一瞬、スピネイルを見た。そしてその目は別の物を見た。床に転がったままの刀である。

 その視線の意味を読む前に、リシンは言った。


「確かにそなたは友。半島のオーク諸族の習俗に、生まれ持った体躯の不遇というままならぬ理由によって馴染むことが出来なかったそなたに、そしてそれにめげず野心を育み、それを実現するに足る知性をもっていたそなたに、余は情けを感じて援助した。


 しかし、それも過去の事。なにより余はブレッドヴァルの臣民と財産、そして余自身に託されたダオ・オーク七部族の尊厳を守る義務がある。それをみだりに侵そうとするものには決して従わぬ。死せるユアン・ホーよ。妄念を捨て地神の裁きを受けに行くがよい」


「ふははは! そうか、助けてはくれぬか。慕い甲斐のない王様だ。だがな、陰形もない、刀に浸みた命のカスでしかなかった頃ならともかく、今の俺を滅ぼせるというのか? どうなんだ!」


 今のユアンは言わば半実体。気体状の存在だ。切ろうが突こうが、焼こうが消えないだろう。

 だがそう言われたリシンには自信の笑みがあった。


「それならば、こうするまでだ……はっ!」


 『念動力』を掛けていたリシンの手が震えた。青白い掌にぷつぷつと赤い粒が汗の様に浮かぶと、それらは次々に気化した。


「何を……!?」

「命が、血が、必要なのだろう? くれてやるわ……!」


 壮絶な笑みを浮かべて、リシンの身体から命と血が発散された。リシン・ダオが自身の意思でそれらを放出し、半実体のユアン・ホーへと移していたのだ。


 ユアンは自分に新たな変化が起こりつつあることに困惑していた。


「なんだ? これは……うっ、か、形が……」


 燐光を放つ気体だったユアンの姿は、その密度を高め、より巨大になっていく。密になる気体は赤黒い雲の様だった。それらはより濃厚になり、固体化する。分厚い雨雲がやがて雨粒を降らせるように、内部に溜まった血と生命力が凝結して実体に変わるのだ。


 それらは半分ほどまだ幽鬼の性質を残してしたユアンに、完全な顕界での実体を与えた。生前の幽鬼が備えていた肉体の形をなぞり、赤黒い血の塊は人になった。


 この世に外法を経て蘇ったユアン・ホーは、呆然として地面に降り立った。一糸まとわぬ姿、全身が渇き始めた血で濡れていた。しかし濃い体毛、獣じみた顔面と言うオークそのものの特徴を持ちながら、体長は帝国人男性とそう変わらない姿は、まさしく生前のユアン・ホーそのものだ。


「そんな……なぜだ……?」まったく理解できなかった。リシンは決別を口にしながら自分をよみがえらせたのだから。


 それはスピネイルも同様だったが、ありったけの生命を振り絞って倒れ込もうとするリシンを見て、その意図を悟った。


 リシンは気絶する瞬間まで、スピネイルを見ていた。唇が震えるように動いていた。彼女は、それを読んだ。


 殺せ。

 僅かにそう読めた。瞬間、彼女は動いた。転がっていた刀を蹴り上げ、まだ動く片腕で掴み、身体ごとぶつかるように振りかぶってユアンに迫る。


 ユアンは、その動きを理解するのが遅れた。遅れすぎていた。

 一切の防具を身に着けていない、裸の身体を切る感触は驚くほど頼りない。

 両断された首が倒れ込んだスピネイルの脇に転がった。

 脱力した首から下の肉体が倒れる。

 それをしっかりと見るべきなのだが、出来なかった。ユアンの復活からこの瞬間まで、体力の限界に挑むような運動の連続だったからだ。


 霞んで途切れはじめる視界にようやくユアンの生首が見えた。何が起こっているのか分かっていないのだろう、驚きの表情のまま止まっていた。


 何か言おうとした。けれど、既に全身が痛みを発していたし、息も止まりそうだった。だからスピネイルは大人しくそれら体の発する信号に身を委ね、意識を手放した。



 まどろみの中は春先の寝床のように甘く優しかった。



「……お嬢様! お嬢様! どうか、目を覚ましてくださいませ!」


 自分の身を起こして体を揺さぶるインファの声に、スピネイルは目を覚ます。

 インファの女性的な胸部のふくらみに思わず頭をもたれかけた。


「ああ、インファ……ごめん、少し寝かせて」

「あっ……そんな、ここでは困ります」

「スピネイル、はよう目を覚ませ」


 男の声。それを聞いてスピネイルもようやく目が覚めた。自分が何をしていたのかを思い出す。


「あっ!? リシン・ダオ?」

「そうだ。余は『癒し』の魔術が使えるが、どうやらそなたには効かなかったようだからな、自力で目が覚めるのを待つしかなかった」


 リシンは祭壇の段差に腰を下ろしていた。片手にはスピネイルが持ってきた杖、膝の上には失神していたオークのメイドが頭を乗せていた。


「このメイドには余の『癒し』は少々強すぎたようでな。まるで飼い猫のように懐かれてしもうたわ」

「はぁ……陛下ぁ……」蕩けた目で甘ったるく囀るメイドの、額を撫でてやるリシンは困ったように笑う。


「まぁ、そなたらの仲を斟酌してやるゆえ、今は見逃せ」

「別にあんたの『お手付き』を吹聴するほど下衆な趣味は持ってないよ」


 体を起こしたスピネイルは、周りを見回した。

 ユアンの身体が無くなっていた。その代わり、それがあったと思しき場所には血だまりが出来ていた。人ひとりの血を絞り出して作ったような大きな血だまりだった。


「奴が死んだことで、外法の肉体は元の姿へと戻ったのであろう」

「あれだけの血を流しながら生きているあんたが凄いよ、リシン・ダオ」

「ふん。当然だ。しかし、返す返すも哀れな男だったな。いや、恐ろしい男でもあったが」


 その通りだった。それもこれもスピネイルの復讐の念が強すぎたためかもしれない。いや、そもそもユアン・ホーが野心を芽生えさせたがためとも言えるし、禍根がどこまでさかのぼれるかと考えるのも、無意味なことだろう。


「奴がもう戻ってくることは、ないかな?」

「今度こそ地神の元へと送り出せたと、余も信じたいところだな」


 凍り付いた死に顔を思い出しながら、スピネイルも頷く。


「リシン・ダオ。刀はお返しする。私はこれからも、ソフロニア半島で戦いに身を投じることになるだろう。そんな中で、今の様に幽鬼を呼び寄せることがあっては堪らない」


「そうか……分かった。ならば、余もそなたの仕事に協力せねばなるまいな。イルリューティスに捨て置いてきた財の所有権は放棄しよう。ただ、ヘオコの港だけは使わせてもらいたいな。戦をするつもりはない、余はツァオの長とは争わぬ。ただ、半島とブレッドヴァルが互いに商いが出来るように計らってくれるなら、それでよい」


 リシン・ダオにとって、半島への進出は一貫してそのためのものだった。ユアンと刀を探したり、そのために部族連合に協力したりしたのは、そのついでに過ぎない。


 ユアン・ホー。返す返すも恐ろしい男だった。死してなお世界に挑戦する闘争精神はまさにオークそのものだった。彼はリシン・ダオの策謀によって顕界によみがえった。血肉を与えられ、新たな命を得たのだ。


 だが、得られた命は次の瞬間、スピネイル・ハジャールの鮮やかな斬首によって奪い取られた。命を感じる暇も、奪われたと感じる間も与えられず、彼は再び死んだのだ。


 死んだ者を再び殺すことは出来ない。だが生きている者は殺せる。

 ユアン・ホーは、もう一度死ぬために蘇らされたのだ。

 そのことを哀れに思う程度には、リシン・ダオもまた情を残していたのだった。

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