第38話  カクヨム戦線異状あり12 緊急宅配便

 五大勢力は着々と包囲網を構築していた。いつ総攻撃が始まってもおかしくない状況である。


 そんな危機的状況の中、本部にある新兵器研究所から緊急宅配便が届いた。私小連隊長が包みを開くと『ノベル0 Ⅱ』と表記された物体が出てきた。どうやら前回使用した『ノベル0』の改良タイプと見受けられる。


 文豪軍曹は取り扱い説明書を開き効能を読んでいた。

「隊長。これはすごいです。これを使えば勝てないまでも五分の戦いができます」

 よほど感激したのか、興奮のあまり説明書を持つ手も震えている。


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