第36話  カクヨム戦線異状あり11 五大勢力連合軍

 シテン隊の活躍により一時退却を余儀なくさせられた異世界侵略軍が、ラブコメ軍手強しとみて従来の戦略を大幅に変更してきたのだった。


 今までは五大勢力中最大と言われた異世界侵略軍は、常に単独で軍を動かしていた。それが今回は他の四勢力と手を結びラブコメ軍包囲網を構築したのである。


 異世界侵略軍だけでも恋軍とコメ軍とその連合部隊であるラブコメ軍の総兵力の数倍なのに、五大勢力が連合すればどれだけの兵力差になるのか。


 シテン隊の活躍は、結果として虎の尾を踏んでしまったようだ。


「私小連隊長、五大勢力が相手では防御システム『ノベル0』でも防ぎきれません。どうすれば良いのでしょう」

 いくら異世界侵略軍に対して絶対的な威力を持つバリアを発動しても、他の四勢力に攻撃をされてしまうのである。

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