第4話『地区大会』
その日は、夏季シングルスの地区大会だった。
俺は他校へ急ぐ。
西校遠いな・・・
もし俺が・・・
その高校で一番強ければ『第一シード』として自分の高校で試合をできただろうに・・・
そしたら・・・舞浜が・・・
応援してくれたりする可能性もあったかもしれない・・・
・・・あったかもしれないんだよッ
$$$
3回戦・・・
『第二シード』との対戦
いつものミスが多発する・・・
ムキになってラインアウトの連続
・・・もう決まったな・・・
3回戦敗退・・・
俺にしては、いいところまで行ったんじゃないかな・・・
「ガンバレー!!!」
女子の応援する声が聞こえた・・・
黒峰は簡単なボールを空ぶってしまう
今の声・・・舞浜のような気がする・・・
もしかして俺の応援に来てくれたんだろうか
そんなありえない・・・
きっと今日は 白馬の試合の応援 をしているに決まってる・・・
でも・・・万が一にも・・・そんなことがあったら・・・
振り向いた先、そこに居たのは 知らない他校の女子 だった。
ああ・・・そりゃそうだよな・・・
・・
・・・・
・・・・・・
その日、黒峰は・・・
『第一シード』を倒して地区大会を突破したのだった。
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