人生で一番短い『』

金城 夏羽

第1話 別れは突然に。

___俺は結局優に告白すら出来ずに死ぬのか。


こんな事になるならもっと色々話しておけば良かったな。


なんで明日にしよう、って思ったんだよ。


今日だったらちゃんと告白出来たのに。


って、こんな事今更言っても遅いか。


もう死ぬんだし。


ああ、でも、もし神様がいるならさ、






_____俺の生きられなかった分まで

優の事を幸せにして欲しいなあ…。


そんな事を思いながら、目を閉じた。


刹那、身体に大きな衝撃が走る。


そして、身体が宙へ浮くのを感じた。


クラクションの音と、悲鳴が聞こえる。


そして、



_____俺の名前を呼んでいるのは……








そして、そこで意識が途切れた。

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