ブラッドバァンプ

天魔 ハルニャン

第1話 血と地の絶望に『救世主』を―

2050年 日本―


世界はそれぞれの特技や特徴を活かし、『便利性』を優先させた機械開発などを行った。


一般市民には輝かしい目で注目をされていた。しかし、一部では薄々気づいている者もいた。


技術向上と共にくる『危険性』

研究者や開発者にとって『技術』は宝だ。

上を目指す事だけを考える。後の事など気にせずに―


当時の創造者達は狂っていた。開発に伴う『co2』など眼中に無かったのだ。負けずと…負けずと…、意志だけが優先され、市民達は地獄を見る事になった―


急激に増えた『co2』の影響により、様々な生物に変化が生じる。環境についていけない物は死に、新たな環境で『災厄』をもたらす物達が生き残った。

例としては…新型のハチ、スコーピオン、モスキート、アント等、殺傷能力のある生物達が『ウイルス』を持ち世界を飛び回った―


ウイルスの名は『BLOOD』

(ブラッド)と読む。感染者は血が膨張し、爆破するという病状だ。

しかし、この『BLOOD』には二種類ある。

感染型と非感染型である。非感染型は上記の通りである。

もう一つの感染型は、死にはしない。

だが人間としても生きれない。

病状は『ゾンビ化』または『モンスター化』である。大体は『ゾンビ化』だ。ゾンビ達はただ、人間の血を求めてさ迷う―


ウィウルスは世界の半数に感染している。


そして…僕も…


「『BLOOD』の感染者…だね」

1人の少年がベットの上で悲しく呟いた。

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