20:夢について(愚かな住人たち)

大切なモノは何時も目の前に無いような気がして。

必死に追いかけるけど掴めない。





じぶんの世界以上に美しいモノは無いと知ったから。

あなたがいて自分の町があって、近くに何時も通うスーパーや居酒屋があって。

目指す夢があって、行く場所があって、諦めた夢があって、悩んで泣いた夜もある。


音楽プレイヤーに刻まれだけの時間以上に生きてきて、現実を一言で語る余裕も無くても、電車で寝る余裕ぐらいは欲しい。


水に沈むように寝ては起き、何もかも忘れたような顔で浮世を過ごす。



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