02:いつの日かの俺part1

涙の無い涙を流した。


その瞬間、頭が痛くなり、何度も大きく、大きく何度も呼吸とともに心の中から、悪鬼のような得体の知れ無いものと戦うように体を背けた。



また、もう一人の声が聞こえる。


大丈夫だよ。

その声は何度も何度も頭の中へと入ってくる。



私を讃えるのは、架空の女性像であった。


苦しみが薄れるように消えていく。



悪鬼とともに、自分であるように。



あたまの中で、彼女がいないと私は生きていけない。


女神とでもいったところだろうか、私の中で犯してはいけないその女性をただただ崇拝して、その人を思うことで、




魂を持ってしまった人形は自分の中の感情を抑えることができずに、何度も繰り返し、自分へ是非を問いた。



苦しい。

理由なき苦しみが頭を過ぎり、全身へと 葉の のように全身へと浸透していく。



綺麗なものさえ穢れた何かに見え、私自身の存在意義、価値観などを全て否定して回る悪魔がここにはいるように。





犯せない存在を思い、右手でピストン運動を繰り返す。


頭の中を彼女でいっぱいにして、嫌なことから逃れるように。


女神は、私と一体化した。


辛いこと、苦しみが頭から抜けていく。





忘れて、生きて何が悪い。


辛いことから逃げて、何が悪い。

死ぬために生きて、好きなことをしたいわけじゃない。


死にたいのだ。


生きた印を無理やり押し付けて、感情のまま理性など無く、空の向こう側へと逃げ出したい。



逃げて、逃げて、、きっとこの先何も無いよ。


何もいらない。

名誉の基礎も、人間らしさも欲望も、人間である証拠を全てどこらへ投げ込みたいのだ。


投げ込んで投げ込んで、、、、、、、l


なくなったら、だれかがたすけてくれるだろう。



できれば、女神様がいい。。


あぁ、私の女神様、堀江様。


私をできればもらってくださいっっっw



もう嫌だもう、


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