第82話 平和な日常



「さて、 まずは何から説明すれば良いか‥‥‥」


ノースラント村に帰って来た俺達は前回同様、半壊したノースラント村ギルド支部の外に作られた小屋の中で机を囲んでいた。

ロルフは毎度申し訳ないが、外で待っていてもらっている。


ロルフにはここ数週間ずっと寂しい思いをさせていたから、これの報告を終えたら沢山構ってやらないと。


それとこの小屋に来るまでの道程で何故か村人達の姿を見なかったのだが、ペンドラゴが反乱軍の攻撃されたと報告を受けたミラは村の皆の安全の為を考えて、必要最低限のギルド職員だけをノースラント村に残し、他の皆は近くの軍の駐屯地に避難させたとの事だった。


ベルガスの反乱が解決した今、ミラは早速ギルド支部に残っていた職員を皆が避難している軍の駐屯地に向かわせていた。

今日は17:00を回ってる事もあり、皆は駐屯地で一泊し、明日の朝には皆戻って来るだろうとの事だった。


職員に指示するミラを見て、彼女のこれまでの行動を思い返す。 彼女は上の命令が出る前に自身で対抗策を打ち出してきた。


ギルドに籍を置く彼女は悪く言えば独断的で、見る人から見たら褒められた物ではないのかも知れないが、ノースラント村周辺の木の壁をレンガに作り替えたり、櫓や馬防柵を作ったり‥‥‥ 俺は改めてミラの手際の良さ‥‥‥ と言うか、常に一手先の考えているのだろう行動力の高さに感服した。


俺もミラを見習わなければ。


「では‥‥‥ まず反乱が起こったとの事だが、その反乱の首謀者は誰だったんだ?」

「そうですね、それが1番重要ですから。首謀者が分かれば話も進めやすいでしょう」


ミラに感心しつつ今回の件を何処から説明したものかと悩んでいると、ミラとアンナが助け舟を出してくれた。ここはミラ達が言う様にまずはペンドラゴを攻撃した彼奴の事から説明するか。


「そうだな。今回の反乱の首謀者‥‥‥ ペンドラゴで反乱を起こしたのは、ラルキア王国の丞相ベルガス・ディ・ローディアだった」

「なんだと!?」

「ベルガス丞相が反乱の首謀者ですか!?」

「ベルガス丞相は長年この国を支えて来た人物だぞ!? 間違いないのか!」

「間違いありません。現に私やミカド、それにユリアナ殿下もベルガス本人の口からハッキリ聞きました。

反乱を起こした動機は、この国を乗っ取ためだったって‥‥‥」


俺に掴み掛からんばかりに、身を乗り出したミラとアンナにドラルが落ち着いた声を出した。


ミラとアンナのこの反応も最もだろう。


俺は2ヶ月程前にこの世界‥‥‥ラルキア王国に来たばかりでベルガスと言う人物の事は余り知らなかったが、ラルキア王国に長く住んでいるミラ達なら動揺するのも仕方ない事だ。


「まさか、信じられん」

「でもこれは紛れも無い事実だ。他にもベルガスが関与してたと思われる件も多数有るしな‥‥‥ 」

「わかった、一先ず時系列に沿って説明してくれ。アンナ、一字一句間違いなく記録しろ」

「はい!」

「ん。長くなるから覚悟しとけよ」


机に手を付き厳しい表情を浮かべるミラと、大量の紙の束を持ったアンナを一瞥した俺は、要望通り時系列に沿って今回のペンドラゴ襲撃とそれに関係しているだろう事を話し始めた。


まずは俺とセシルが始めてユリアナと会う事になった嘆きの渓谷でのあの事件‥‥‥


ユリアナ王女襲撃事件から話すとしよう。



▼▼▼▼▼▼▼▼



「なるほど‥‥‥ つまりミカド達は今回の反乱に関わる一連の騒ぎ全てに関わっていたと言う事になるのだな」

「あぁ、俺も驚いたよ。ユリアナ殿下の襲撃やマリア達の救出、誘拐事件に爆破事件の調査‥‥‥ 1つ1つが大事件だけど、それがペンドラゴ襲撃の布石だったなんて今でも信じられねぇ 」


俺は頭の中でこれまでの出来事を再度整理しながら、ゆっくり口を開き経緯を説明した。


まずユリアナの襲撃‥‥‥ いや、暗殺未遂事件だ。


ベルガスは今回の反乱を起こすに当たり、国内外に戦乙女の2つ名で知られているラルキア王国の王女、ユリアナが反乱の障害になると判断した。


そこでベルガスは、ユリアナ達が各地の砦の視察から帰還するその瞬間に狙いを付け、没落貴族や兵士崩れの者で構成された裏ギルド部隊と言う者達にユリアナを襲わた。


視察が終わり気が緩んだ瞬間を狙い、ユリアナを暗殺しようと目論んだのだ。


だが、それは彼等の杜撰な計画と、ユリアナや戦乙女騎士団団員達の戦闘力の高さの前に失敗に終わる事となる。


ベルガスはユリアナを襲った彼等の事を【裏ギルド】と呼んでいた。


この裏ギルドの事は詳細が良く分からないが、名前から察するに表沙汰に出来ない様な依頼を専門としている奴らの事を指しているのだろう。



次はマリア達も関与していると思われる誘拐事件だ。



ユリアナ暗殺失敗後、ベルガスはユリアナのみを先に殺す事は難しいと判断し、計画を変更。ゼルベル陛下やユリアナをまとめて殺害する事にした。


そこでベルガスが思い付いたのは、まず第一段階として魔力式爆弾を作り、それを使って規模の大きなギルド支部や軍の駐屯地等を爆破。

ゼルベル陛下やユリアナが住まうペンドラゴに駐屯している兵を是等の施設に分散させて、ペンドラゴの守備を低下させると言うテロ行為だった。


その為ベルガスは奴隷商人達に、魔力式爆弾の動力となり、かつ自身が持つ催眠魔法で操れる存在‥‥‥ 魔術の才能を持った人達を攫う様に依頼した。

これがラルキア国内で誘拐事件が頻発した理由だった。誘拐された人の共通点を調べれば、この事も裏が取れる筈である。


誘拐事件が頻発していた丁度この頃、マリアにレーヴェ、そしてドラルが奴隷商人に捕まっていたのも、これが原因と見て間違いない。


奴隷商人により捕らわれた人々はベルガスが使う催眠魔法に自我を押さえ込まれ、魔力式爆弾で各地の施設を爆破を強制された。


これはノースラント村のギルド支部が爆破された時、マリア達と同じ孤児院で育ったアルトンがマリア達に声を掛けられても無反応だった事や、アルトンには魔術士の才能があったと言うマリアの証言からもその事が分かる。


狙い通りペンドラゴに駐屯する兵が各地に分散した事を確認したベルガスは第2段階に移った。


ペンドラゴへの攻撃だ。


ベルガスの目論見通り、ペンドラゴに居た兵士やギルドの職員達はゼルベル陛下の指示で爆破の被害に遭った各地の施設へ向かって行く。

そのタイミングを逃さず、ベルガスはペンドラゴ攻撃を実行に移した。


その際にベルガスは反乱をより成功に近付ける為、まず第1城下街と第2城下街で爆破を起こし、ペンドラゴに残っていた兵士を是等の場所に引き付けてから時間差を付けて、ラルキア城が在る第3城下街を攻撃した。


この時ベルガスは更に念を入れ、ラルキア城の西側で大規模な戦闘も始めさせた。

ラルキア城を守っていた近衛兵達を大混乱に陥れたベルガスと1部の反乱軍はその混乱の隙を突き、ゼルベル陛下と暗殺に失敗したユリアナを同時に殺そうと試みた。


ラルキア城に忍び込んだベルガスは以前のユリアナ暗殺失敗から学び、過剰な程の兵を率いてユリアナとゼルベル陛下‥‥‥ そして執事のギルバードさんの殺害を試みたが、ギリギリの所で俺達が駆けつけた。



その後俺達やユリアナの奮戦で劣勢に追いやられたベルガスは、ローズと複数の部下を連れ逃走を図る。

しかしラルキア城の中庭で追い付かれたベルガスはローズを催眠魔法で操り、ローズを傀儡とし国を乗っ取ると言う野望を暴露した。


そしてベルガスは刺青の暗殺者に殺された。


以上、上記の事を約1時間掛け、俺は出来るだけ詳しくミラとアンナに今回の事件の流れと何故その行動に至ったのかを報告した。


「はっ! もしかしてミカド様達を襲った暗殺者集団と言うのも、ベルガスが計画した物なのですか!?」

「はい。ベルガスに私達を襲う様依頼されたと、暗殺者の人は言っていました。

ちなみに、ベルガスを殺したのはその暗殺者です」

「ベルガスを殺した暗殺者を私達は捕らえようとしましたが、それでも逃げられてしまいました‥‥‥ 」

「そう、だったのですね」

「ふむ。兎に角! 一連の流れは分かった。

ベルガスが死亡した事を見ても、これで事件は解決したと判断して良いだろう。お前達良くやってくれた!」


事件の真相を静かに聞いていたミラが机を強く叩き、勢い良く立ち上がると爽やかな笑みを浮かべ大きな声で礼の言葉を述べてくれた。


やっと終わった。

俺はミラの言葉で改めて、そう実感できた。


「あ〜、ちなみに帰って来る途中、池の麓で休憩してたら魔獣に襲われた。それも序でに報告するよ」

「ん、魔獣だと? どんな魔獣だ?」

「えっと‥‥‥ ヌメヌメしてて‥‥‥」

「大きなクラゲみたいで‥‥‥」

「なんか触手がいっぱいあったぞ」

「あれ嫌い‥‥‥ 即刻滅びるべき‥‥‥ 」


俺はベルガス反乱の報告序でに、帰還途中遭遇したクラゲ魔獣クヴァレルの事も報告する事にした。

例によって女性陣が顔を微かに引き攣らせていたが今は無視する事にする。


「クヴァレルって名前の魔獣なんだが、知ってるか? セシル達はソイツに捕まって、色々あって池に落ちちまったんだよ」

「クヴァレル‥‥‥ クヴァレルと言うと、あのクヴァレルか!?」

「確か非常に珍しくて‥‥‥ 多数の触手を器用に使い獲物を住処の水中に引きずり込み捕食する魔獣ですね。

水中が住処なので滅多に姿を見る事はありませんが、ミカド様達クヴァレルに襲われなんですか!?」

「あぁ。休憩していた近くの池から触手が飛び出して来てな。 まぁ、無事に討伐出来て証拠を持ち帰ろうとしたんだけど、死骸が池の中に沈んじまってな」

「その話が本当なら、1度本部の方にクヴァレル討伐の依頼が無いか確認する必要があるな。それにしてもミカド、お前は本当に色々な事に遭遇するな」

「我ながらそう思うよ。お陰で全身ボロボロだし、流石に疲れた」

「なら今日は早く帰って休め。お前達に依頼していた事と報告内容にはだいぶ違いが出たが、後は此方で処理をしておく。

報酬の方は追って渡す事になるが、構わないか?」

「おう。俺達に出来る事は全部やったからな。後はミラ達に任せるよ‥‥‥ 報酬の件も了解した。それじゃ、俺達は帰るぞ」

「うむ。私達はこの件をまとめるから見送りは出来ないが、本当に良くやってくれた。 この国に住む一市民として礼を言う‥‥‥ ありがとう」

「ありがとうございましたミカド様!セシル様!マリア様!レーヴェ様!ドラル様!」

「え、えへへ 」

「いえそんな‥‥‥」

「と、当然の事をしたまでだぜ!」

「どういたしまして‥‥‥」

「あ、 そうだ。カリーナさんがミラによろしく伝えておいてくれってさ」

「な‥‥‥ に‥‥‥? お、お前姉さんに会ったのか!?」

「あぁ。色々あって、カリーナさんが隊長の第7駐屯地で厄介になった時に知り合った」

「あ、あの人は変な事は言ってなかったよな!?」

「特に何も言ってなかった筈だぜ? ま、確かに伝えたからな。そんじゃ、帰るぞ皆〜」

「おいミカド! その事も詳しく報告しろ!あ、こら待て!」

「副支部長!? ちょっと待って下さい! 報告書を作らないと!」

「またな〜」

「待てミカドぉ!!」


お礼を言われ照れ臭そうに微笑むセシル達と一緒に何故か先程以上に慌て、顔を赤くするミラの言葉を受けつつ俺は外で待っているロルフも引き連れ帰るべき家に向かい歩き出した。



▼▼▼▼▼▼▼▼▼



家に帰り速攻眠りに着いた俺達は明る日、再度ノースラント村に赴いて近くの駐屯地に避難した村の皆の帰りを待ち、無事を伝えようという事になった。


太陽が俺達の真上に上がった頃、皆は帰って来た。 俺達は例によって帰って来た皆に囲まれ質問攻めに有ったが、殺伐とした事件に関わっていた所為か、皆の笑顔や言葉がとても心地良く感じる。


そんな心地良さに包まれながら、俺は今回の反乱の首謀者がベルガスだったという事や、セシル達が多少この反乱鎮圧に貢献した事を伝えると、皆初めは驚いていたが、無事に解決したと聞きいた皆のテンションは更に上がった。



その時安心感と賑やかな雰囲気に充てられたのか、誰かが俺達の無事を祝って宴会をしようと言い出した。



他の人達も口々に賛同し、そこからはもう滅茶苦茶だった‥‥‥


「まさかここまで想像通りになるとはな‥‥‥」


謎の展開に動揺していると、満腹食堂の女将さんが先頭に立って真昼間だと言うのに大宴会が始まっていた。


俺は満腹食堂に連れてかれ、オープン席でチビチビと果汁ジュースを煽りつつ呟く。


最終的には満腹食堂の席だけでは足りず、各々が家から持ち出して来たのだろう椅子やらテーブルやらを外に並べ、ノースラント村の皆総出のお祭り騒ぎになってしまった。


「な、なぁ皆良いのか? 真昼間からこんなに騒いで‥‥‥」


俺達は一応主賓という事になっていた筈だが、皆は今好き勝手にどんちゃん騒ぎの真っ最中。


セシル、ドラル、マリアは村の男衆や奥様方に、レーヴェは村の若い女の子や小さな男の子達に囲まれて楽しそうに微笑んでいる。

一緒に来たロルフは子供達を相手に無邪気に追いかけっこに興じていた。


いや、楽しそうなのは良いんだけど、流石にこんな時間から宴会をする皆を見てると、色々と心配になって来た。


「まぁまぁ良いじゃないかい! 皆それだけミカドちゃん達が無事だったのが嬉しいのさ」

「それは皆の様子を見てもわかりますけど‥‥‥ 」


ポツンと満腹食堂のオープンテラスに座り、チビチビと果実のジュースを飲む俺の言葉を受け、満腹食堂の女将さんがケタケタと笑い声をあげる。


「そうだそうだ! 俺達がどれだけ心配したと思ってんだぁぁあ!」

「心配し過ぎて最近満足に寝れなかったんだぞ!? あぁ、もしセシル達に何かあったら俺は生きていけねぇ!」

「天使の様なドラルちゃんが無事で本当に良かったぁあ!」

「なに!? お前、セシルの方が天使だろぉ!?」

「いやいや! マリアちゃんの方が!」

「レーヴェお姉様も素敵です!」

「あぁぁもう! 皆、悪酔いしてんじゃねえか!! ちょっと落ち着け!

ほら、セシル達も微笑ましそうに見てないで何とか言ってやれ!」


混沌。


ノースラント村満腹食堂周辺はまさにカオスだった。


酔っ払った男衆が声を荒げ、セシル派マリア派ドラル派に分かれての論争が始まり、そこにレーヴェ派の女の子一派が加わり騒動は更に大きくなった。


「こぉらぁぁぁぁあ!! お前達何をやっている!!」

「「「「「!?」」」」」

「真昼間から宴会の真っ最中ですか!?」


そんな混沌とした満腹食堂周辺に救世主が現れた。それはギルドの職員を引き連れたミラとアンナだった。


良かった、 ミラとアンナ達ならこの混沌を静めてくれるだろう。


「こんな楽しそうな事になぜ私を呼ばない!! 女将! 私にも酒だ!」

「「‥‥‥はい?」」

「おっと、こいつはすまないねぇミラ副支部長! ほれ! 今日はミカドちゃん達の無事を祝っての無礼講さ! たんと飲みな!」

「え‥‥‥ あ、あのミラ副支部長? 何やら村の方が騒がしいから様子を見に行くと言っていませんでし‥‥‥」

「うむ! いただくぞ女将! んっんっんっ‥‥‥ っく〜美味い!!」

「無視しないでください!? あぁ! ズルい!!」


いやいやいや、ズルいじゃないですよねアンナさん?


「あぁ確かにそう言ったぞ! だが実際はただの宴会だったじゃないか。喧嘩や暴動ならまだしも、宴会なら特に咎める理由はない!」

「「「「さすが副支部長! 話が分かる!!」」」」」

「ほれ、アンナちゃんも硬い事言わずに一口飲みな!」

「いえ‥‥‥ 今は業務中ですから 」

「業務? ギルド支部は半壊して仕事が出来ないのにか? それに息抜きは必要だぞ! 私達は最近働き詰めだったじゃないか。仕事を完璧にこなすには適度な休息も大切だ!」


もっともらしい事言ってる様に聞こえるけどミラよ、本当は自分が酒を飲みたいだけなんじゃないか?


「し、しかし‥‥‥」

「それともアンナは女将の好意を無下にするのか?」

「う‥‥‥ひ、人の好意を無下にするのは良くないですね! 頂きます!」

「おぉ! 良い飲みっぷりだぞアンナちゃん!」



うん。



こりゃダメだ。



様子を見に来てくれたミラ達なら何とかしてくれるだろうと思ったけど、むしろ逆だった。


俺達が宴会をしていると瞬時に判断したミラはむしろこの宴会を促しながら真っ先に酒をかっ喰らい、アンナもミラと女将さんの口車に乗せられてグラスに注がれた果実酒を一気飲みしている。

付き添いの職員さん方も、既に酔っている村の皆に進められ‥‥‥半ば無理矢理酒を押し付けられていた。


はぁ、もう良い! 俺は知らん!


「やれやれ‥‥‥ ま、皆楽しそうだから良しとするか」


やれやれと首を左右に振り、どうにもならないと悟った俺は目の前に置かれていた肉料理を静かに頬張った。






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