ゲイ討伐部隊とグレーター帝国

第6話 解雇寸前のジョージ。

　俺はタマナにジョージがシステマに弱い理由について質問した。すると、タマナは俺にある事実を返した。

「ミカエル君。あんたには解らないが、ジョージは気の使い方が非常に下手糞なんだ。それが原因でもうここに入局して5か月が経っているんだ。」

「どういう事だ。タマナ。」

　確か、ここに6か月以内に結婚できなければ即解雇され、最悪社会から嫌な目で見られる事は知っていたが、どうして彼がここに5か月もいて結婚できないんだ。

　俺はその話を聞いて彼が、どうしてここに5か月もいて結婚で気なのか謎だった。

　すると、その話を聞いたジョージが突如、暴れ出して俺は…、

「ミカエル。タマナ。お前ら、俺の悪口を話し合ったな～。」

「ミカエル君。互いにあいつを止めよう。」

「あぁ。」

　俺は互いにシステマでジョージを止めるように行動した。

　そして、

「くそ。何で俺はお前らの勝てないんだ。」

「くそ!?あいつは凄く粘りやがる。」

「ミカエル君。私と共に協力できる。」

　あやつが俺にある事を協力すると語り、これから俺と共に何かやろうとしていた。

「いくよ。ミカエル君。互いに1つになって能力を発動するんだ。」

「あぁ!?」

　俺はタマナと共にこれからジョージを倒す為、能力を発動しようとした。

「Начолов（ナチャロフ） из（イズ） Концов（コンツォフ）.(始まりから終わり。)」

「Больбы（バリィブィ） из（イズ） Мировой（ミーラヴォィ）. (戦争から平和へ)」

　2人がロシア語で掛け声を合わせてこれから能力を発動するタイミングを伺った。

「お前ら、よくも俺を悪く言ったな。」

「出来るか。ミカエル君。」

　俺はタマナの話を聞いた…。

「当然だ。俺はあいつを倒せる。だから安心しろ…。」

　俺が出来る事は彼の暴走を阻止する事だった。

　故に俺達は彼を止まる為に2人で共同の銃を解放した。

「ようやく、出たわねシュタイン君。」

「あぁ、これで俺とタマナで強力な能力が出来ると思う。」

「では、行くよ。」

「あぁ!?」

　俺が出来る事がこれだけかもしれないが、それでもジョージに痛い目で遭わせる事で彼をこの組織の決まりを守る必要があると感じた。

「タマナ。ジョージの首に狙いを定めた。」

「了解。ではこれから私はこの銃を発動するぞ。ミカエル、絆と好きという絆を強めろ。 3 (Три) .2 (Две) . 1 (Одина) 、発車。」

　俺の能力は相手の狙いを定める能力。

　そして、タマナの能力は電気銃で相手を痺れさせる能力だ。

　絆が合わさった俺達はそれを発動し、ジョージは痺れた。

「やめろ。ミカエル。お前ら、どうしてこのような能力を目覚めさせたんだ。俺には誰と組んでも発動できなかったぞ。」

「はぁ、あんたにはそれが出来る女性は誰がいるんだよ。」

「そうだ。この結婚は互いに能力を合成する相手だったのか。なら、ジョージ。お前にそれがいない事になる。」

　俺は、ジョージがどうして結婚相手が選ばれなかったのか分からなかった。

　でも、彼はそっちの気があると俺は痛感した。

　そうでなければどうして女性と組んでも能力が発動できないのか俺がどうしても理解できなかったからだ。