道
ねぇ神様
私はずっと貴方に
聞きたいことがあったの
私が歩んできたこの道は
一体誰が作ったの?
貴方?
それとも私?
ねぇ神様
もしそれが貴方だとしたら
きっと私は迷わず
この手首を切るでしょう
貴方の作ったシナリオの上で
私はただ踊らされているのなら
それはあまりにも
惨めで悲しくて悔しい
私の感動した涙も
怒りも
迷いも
初恋も
私が産まれた
その瞬間の産声さえも
気まぐれに貴方が用意した
シナリオの一部に
過ぎなかったとするなら
それでも必死に産まれ出た
自分がなんだかちっぽけだ
けどちゃんと私自身が
作り上げている人生なら
胸を張って歩くことができる
どんなに今までの道が
不細工だろうと
遠回りだろうと
これは私が作った道だから
まぁ、上出来かなって褒めてやりたい
これからの未来
どんな困難な道も
それが私の選んだ結果なら
きっと後悔しない
きっとどんな最期でも
笑って迎えることが出来る
ねぇ神様
どうかお願い
違うと言って
こう願うことさえ
もし貴方が用意したシナリオなら
貴方はそこで笑って見ているんだろうか
それとも私が
貴方を創り上げているんだろうか?
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