第9話
そんなことを考えながら小さな商店街を通りたまたま望結とすれ違った
望結「聖さん!!」
聖「お久しぶりです」
望結「あの…少しお話が」
聖「うん?なに?」
望結「聖さんとの子供できちゃいました」
聖「え…?」
望結「…ごめんなさい」
聖「いや。嬉しいよ!とっても!」
望結「今日うちにきてくださいよ」
聖「今日は家にいとこがいるから…」
望結「いとこさんもつれてきてくださいよ」
聖「わかりました」
聖は家に帰りすぐにせらに言った。
聖「せら。今日望結のお家行かないか?」
せら「望結…?」
聖「とっても優しいお姉ちゃんだよ」
せら「行くー!」
聖「じゃあ、準備しよっか」
せら「はーい」
望結のおうちに向かって歩いた。
歌を歌いながら坂を下り
望結のおうちに行った。
インターホンを押し。中に入った。
聖「来たよ。」
望結「その子もしかして……誘拐したの?さっきテレビで流れてた。」
聖「うんと。この子ひとりぼっちで公園にいて。少し話してたら足にあざが見えて聞いたら母親に殴られてなったって言うから。連れてきた。せらっていうんだ。仲良くしてあげて。」
望結「せらちゃん。わたしは望結」
せら「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
望結「ごはんハンバーグでいいかな?」
せら「私も手伝う!!」
聖「うん。」
望結とせらが楽しくハンバーグを作ってる。
それを見る聖。
前にそんなことがあったような気がする。
でも、それはすごく昔で何回も何回も見た夢の中の話。
聖「あのときはもっと…」
望結「え??なに?」
聖「な、なんでもない!」
ご飯ができて。
3人で食べた。
結婚したらこんな感じなんだろう。と思うと幸せって意味がよくわかる気がした。
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