私も「ピエロ恐怖症」というエッセイでピエロの不気味さについて書いています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880526176/episodes/1177354054880526828
こちらのお話もピエロのにこやかさの裏に潜む不気味さをよく描いていますね。
ルナルドを含めて語り手の「僕」を本当に助けてくれる人は誰もいないという救いのなさには一読の価値があります。
ただ、途中のクラスメイトたちからのいじめがあまりにも理不尽に酷いので、もっと「僕」が救われる展開でも良かった気がします。
書き方について述べると、「!」を多用し過ぎに感じますし、「www」といったネットスラング的な表記は避けた方がよろしいかと。
それはそれとして読み応えのある掌編でした。
作者からの返信
吾妻栄子様
コメントありがとうございます。
ピエロ、怖いですよね。「it」なんかもまさに同じ感受性の人が作った映画なんだろうなと思います。
この話は半分おふざけで書いたので「www」なんて軽く入れてますが、まあ消しても問題ないです。「!」は多かったでしょうか。ちょっとうるさ過ぎたかも知れません。
結局、安易に他力本願に走った主人公が余計不幸になるという本家の「地獄少女」と同じような展開になってしまいました。それにしてもちょっとやりすぎたかもです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
おかしなテンションのルナルドが、素直に怖い……。
メイクアップで固定された笑顔で、殺っているルナルドの
底抜けに明るい声が脳内再生されました。
喜怒哀楽の内、怒りと哀しみを内に秘めて隠し続けるピエロ。
負の感情を抑えていれば、いずれはタガが外れます。
壊れる前に、いじめられたら多くの大人に相談しましょう。
間違っても……得体の知れない存在に頼らないように。
作者からの返信
月光美沙様
コメントありがとうございます。
ピエロって怖いですよね。あまりに作られすぎた笑顔の奥に狂気を宿してる気がします。子供のころから恐怖の対象です。
いじめられっ子は種々の要因で大人に相談できないようです。大人に守られてない雰囲気がいじめっ子たちに伝わり、いじめの引き金になるようです。難しい問題ですね。