第3話 バカと給料
「なぁ、そういえばここって給料日いつなんだ」
ふと思ったことを口に出したバカくん
するとこう帰ってきた
「何を言っているんだきみは、君は今月給料が出るほどの仕事をしたかね、よって君の給料は0だ」
「ふざけんな」
そりゃ怒る
「そういうな、冗談だ」
そういうとチュウはズボンのポッケに手を突っ込み
「あった五十円」
次に靴を脱ぎ
「十円」
靴下を脱ぎ
「五十円」
それから机の引き出しを開けて
「うん、こんなもんだろあとは」
同じく引き出しの中から取り出した封筒に転がっていたボールペンで
”きゅーりょー”と書き、集めたお金をその中に詰める
「はい今月分、おつかれ」
で、渡す
「どんだけいろんなところに金入れてんだよったく」
バカは封筒の中をのぞく
「おい合計392円しか入ってないぞ」
「おお計算が早いでは逃げる 自分流神拳奥義影遁の術!」
そういうといつの間にかチュウの姿は消えた
「くそー、逃げたかこりゃどう考えても生活できんぞ、バイトでもするかクソが」
こうしてバカはアルバイトをすることになるのだがそれはまた別の機会
もしかしたら続く
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