働け! その空っぽな脳を動かせ、ボケっ!
誰かが私に「君の記憶を消してもいいかい?」と聞かれたら、私はきっと「いい」と答える。
「思い出がないの?」と聞かれたら、「もちろんあるよ」と答えるよ。
もしも消すことに迷いがあるなら、それは記憶が残る人たち(家族、友人、知人とかとか)が大変そうだなぁっていうだけ。
知識を欲している。知識、記憶、ノレッジ、メモリー。
私は、自分の中身の状態を知っているし、わかっている。
「私の今の状態は?」
「非常に不安定でございます。書くことが曖昧かつ、意味不明。そして、何より頭痛を起こしています」
「そうか。では、いつ治りそうだ?」
「これは、よく起こりますからね……。さぁ、場合と環境によりますね」
「やはり、そうか。では、今の気分は?」
「気分と言いますと、何も考えていない状態と言って、いいでしょうね。実に、不愉快で、愉快で、ノスタルジーにも似た、浮揚感。君は誰だ、と問われれば、誰だテメェと喧嘩を売りながら、ユニコーンについて考えている感じですね!」
「長文、感謝する。では、課題は進んでいるか?」
「あぁ、それ、それ今問題ですね。微妙な感じっす!」
「……。どれぐらい進んでいるんだ?」
「すべて、半分終わった感じですね!」
「もうすぐじゃないか……。それの何が微妙なんだ?」
「休みが後、三日しかないことですねっ!」
「おい、この世には、休まず働いている人がいるんだぞ」
「知っています。けど、
めんどくさくなってきた。
ぐちぐち書かずに、課題する。
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