第10話 事例1


あなたは人間って生き物を死ぬか死なないかのギリギリで長時間放置するとどうなるか知ってる?




その答えは、精神が崩壊して自己防衛本能が働く。




じゃあ、具体的に自己防衛本能って何?




ma粒子が作り出す守護獣のことだ。

守護獣は守護獣を持っている人または過去に持っていた人にしか見えない。

守護獣は、それぞれがそれぞれに個性という名の特殊能力が存在する。




守護獣を持っている人は異常にma値が高い。常人のma値が300~500程度であるのに比べ、保持者は1000をゆうに超える。そのため健康診断などで保持者は、把握され政府によってある程度の制限が課せられる。それは、保持者の暴走が起こるのを防ぐためだ。



自己防衛本能は自分を守るが時に人を殺す。




例えばだ。ある女の子の話。仮に彼女の名前をAとしよう。Aは、小学5年生のとき誘拐された。誘拐されている間の出来事は暴行と性的暴行、、、。絶対服従が当たり前。逆らえば何をされるか。怯え怯えに過ごしただろう。どんな気持ちで誘拐された約1ヶ月半の間過ごしたのだろうか。地獄のような日々を。そこでAは7匹の守護獣を産み出した。1匹の守護獣ですら5%の人間しか持っていないというのに。そうして守護獣を使って犯人を殺した。使い方など不要。ただ自分が生きたい。死にたくない。助けてほしい。ただそう願うだけ。そして、真っ赤に染まった服を着て家へ帰ってきたという。事件後ma値は12403というかつて見たことのない数字を叩き出した。




名家の娘ということもあり、情報操作が行われこの事件が明るみになることも無い。しかし、それはそれで語弊がある。実際には事件はあったし、あったことにもされた。ただ、情報操作は行われた。

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