世界の終わり?
寝無男
第1話 一人
この物語は、まだ、誰にも知られていない街から始まる。
この日は、寒く、静かで、寂しい。道は空いている。
街全体が、寂しい。前回の授業では、みんなかなり楽しんでいた。でも先生がいる?誰かがいる?それとも私は一人?
この日、私は授業の宿題を忘れた。でも、今この場所は、静かになった。今教室は、死んだような静けさだ。今日、私は早く帰らなきゃいけない。夕方の道は危険だ。今、午後6時になった。帰りたい。でも、今晩は随分暗くなった。
私は、速く歩いている。一メートル歩く度に、だんだん足が痛くなってくる。道が変化していく。動物がいない。鳥と犬も猫も消えたので、全部が消えた。
道の電気がキラキラ光る。歩けば歩くほど、この死んだような静けさが増していく。
新聞によると政府の実験が失敗した。でも私は何故か生きている? 昨日までは、全てにおいて問題がなかったけど、今は、全て失った。これから、大変だろう。
『生活は大丈夫?』
『これから、生きて行けるのか?』
『いつか私も死ぬ?』と考える。
これから、私が全て自分でやる。
何かが聞こえ、私は緊張している。そして何かが始まる。
つづく
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