11節
「ここが脱衣所よ。まだ誰も来ていないみたいだね」
服に手をかける
「ところで、どうして気づいたの?」
「ふふっ昔これとよく似た仕掛けを作ったことがありまして」
「作った?どうして?」
パサッ
シャツを脱いだところで彼女の表情が強張った
「アンジェ!?その傷!!!」
アンジェの体には無数の傷が残っていた
「私が、七罪の魔女を殺したからよ」
「…!!!?」
「おーいどうしたー?大きな声をだ…して」
「あらミシェルじゃない貴女もお風呂かしら?」
「アンジェ…取り合えず隠そうかそれ、皆驚くわ」
「そういうものなの?」
「ミシェル聞いてアンジェすごいんだ!七罪の魔女を殺したって!」
「はぁ!?マジで?やばい」
「ですがそれはかなり昔の話です、今はその魔女の力を受け継いだ魔女がいますし…既に7人揃ってるうわさもあります」
「7人揃ってる…ってまさか傲慢の魔女が復活してるってことなの!?」
「おそらく」
その魔女が私だということはまだ知らないことだ
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