脚立
「あ、辰くん、ちょっといい?」
ウサギが辰に話しかけました。
「何だい、ウサギくん」
「食器棚の高いところに片付けてある、蓋付きマグカップを取りたいんだけれど、
辰が答えました。
「……何だか、微妙に腹が立つな。辰だけに」
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