子泣き爺5

 自転車で坂道を上っている最中、急に後ろが重くなった。自転車を止めて振り向くと、後部の子供乗せに、妖怪・子泣きじじいが座っている。

「下りてもらえる?」

「坂の上まで乗せてくれなきゃ嫌じゃ!」

 駄々をこねて石化し、子供乗せの耐荷重を超えて破壊。爺は逃亡した。弁償しろ!

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