徒然草

 兼好けんこう法師が徒然なるまま、後嵯峨ごさが上皇の離宮の水車について記した。

亀山殿かめやまどの御池みいけに、大井川の水を」

 引き入れようと、大井の住民に水車を作らせたが回らず、無駄に立っている。

「……いたづらに立てけりり」

 立てりけり、を書き間違え、突如クトゥルフ神話化した。テケリ・リ。

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