一つください2

 鬼退治のために出立した桃太郎は、御供の犬・猿・雉を連れて鬼ヶ島に上陸。鬼達と対峙し、いざ戦闘開始かと構えたとき、鬼が言います。

「桃太郎さん、お腰につけたきび団子、一つ私にくださいな」

「……鬼として、それでいいのか?」

 人数分と交換で、宝を返してもらいました。

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