一筆啓上2

 長篠の戦いに出陣した戦国武将が、留守宅を守る妻に宛てて手紙を書いた。受け取った妻が手紙を開くと、

「一筆啓上、火の用心、おせん泣かすな、馬肥やせ。赤子泣いても、蓋取るな」

 妻は、

(これ途中から、ご飯の炊き方になってるわ……)

 と思った。初めチョロチョロ、中パッパ。

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