夏は夜
「夏は夜。月の頃は皿なり」
夜にそぞろ歩きしていると、どこからか女の声が聞こえてきた。確か『枕草子』の一節だが、イントネーションがおかしい気がする。
「ただ一枚、二枚など数えるもをかし」
何か変だぞ、と思ってそちらを見ると、井戸に着物姿の女が。をかし、じゃねぇ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます