鹿ケ谷の陰謀

　平氏に不満を持つ一派が山荘に集い、酒を飲みながら密議を行いました。一人がうっかり酒を入れる瓶子（へいし）を倒します。

「おや、瓶子が倒れた」

　参加者が盛り上がると、

「……瓶子が立ったぞ」

「ポルターガイストか？」

「飲み過ぎの幻覚かな？」

　密議はお開きになりました。

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