離別

 天帝は娘の織女しょくじょの婿に、働き者の青年・牽牛けんぎゅうを選びました。しかし結婚した途端、二人はいつも一緒に遊んでばかりで、全く働かなくなってしまいます。見かねた天帝が注意すると、牽牛は答えました。

「明日から本気出します」

 天帝は即座に、二人を天の川の両岸に引き離しました。

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