901~

901~910 十二支っぽい

十二支の始まり1

 神が言った。

「元旦早く挨拶に来た者トップ12を、一年ずつ年の代表にしてやろう」

 大晦日の夜、牛の背に乗っていた鼠は、神の御殿の門が開くと飛び降りて駆け込む。

「僕が一番!」

「いや、お主は二番じゃ」

「え」

 鼠の身体から跳ねたノミが先にゴールし、最初はのみ年となった。

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