881~890 桃っぽい

発端

 お爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行きました。

 山でお爺さんがつまづいた拍子に、手に持っていた鎌がすっぽ抜けて、飛んでいきます。鎌は木の枝を切り落とし、その枝に実っていた桃が川に落ちて、どんぶらこっこ、と流れていきました。

 桃に刺さらなくて良かった。

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