本陣殺人事件

 かつて本陣だった旧家で、明け方に琴の音が鳴り響いた。一面の雪に覆われ足跡一つない庭の真ん中、まるで空から降ってきたかのように、抜き身の日本刀が突き立っている。

 もじゃもじゃ頭の探偵が、その様子を見て言った。

「ファフロツキーズ現象ですね」

 探偵ちゃんと推理しろ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る