手袋を買いに

 ある雪の日、子狐は町へ手袋を買いに行きました。帽子の看板が出ているお店をノックして、お金を渡すと、帽子屋さんは手袋を売ってくれました。子狐は喜んで帰りました。

 次の夜、また帽子屋に客が来ました。

「すみません、もう一組ください……」

 後ろ足が霜焼けになりました。

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