灰色の脳細胞

 探偵が友人に提案した。

「我々は同じものを見た。一つ、私と君の灰色の脳細胞で、それぞれ事件の真相を考えてみないか」

 しばらくして、友人が言った。

「どうやら最近、私の脳細胞は色が変わったらしいな。何も思いつかない」

「そんな宇宙生物みたいな友を持った覚えはないよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る